2022/5/18

マリウポリ戦闘終了

 今日は5月18日、水曜日です。
久々に嬉しいニュースです、昨日マリウポリのアゾフステル製鋼所での戦闘が終了したとのこと。製鋼所で頑張っていたアゾフ大隊は、食糧・弾薬尽きて、重症者の50人の兵士は、ロシア人居住区のドンパスに運ばれて治療を受けるということと、200名ぐらいの兵士で怪我をした人、元気な人を含めて捕虜として連れていかれたということです。ロシア兵の捕虜との交換交渉の上で、皆さん家族の元へ帰られると良いですね。
少なくともマリオポリの攻防が長引いたおかげで、他の地域への派兵ができないロシア軍は、後退しウクライナ軍は徐々に攻勢に出ている様です。欧米から順次送られてくる軍事物資・兵器によってウクライナ軍は勢いを増しています。例えば、ロシアの大砲が20キロ飛ぶものに対して、欧米から供与されたウクライナ軍の大砲は40キロ飛ぶらしい。ということは、ロシア軍は40キロ後退しないと危険だということで後退を余儀なくされる。国境線付近まで交代しているとのことです。更に国境線では場所によってはウクライナの兵士が、国境警備の施設にたどり着いた旨、連絡をゼルスキー大統領に送った様です。
 そういうことが続けば当然、補給もされないので、現在ロシアの支配地域に落ちたドネツクや・・・・・は補給も断たれるので当然、そこを支配していくことができないでしょう。 

 黒海の警備に当たっていたロシアの旗艦船モスクワは3週間ぐらい前に撃沈しています。軍用艦も3隻ほどは撃沈されているので、物資を運搬することもできないということになります。例えば他の占領地域も維持できないということになればクリミア半島も奪還するでしょう。ロシア兵士を失い、兵器を失い、多大な損失を被って世界中を敵に回して、撤退せざるを得なくなると、一体何のために侵攻したのか?プーチン大統領はそこを問われて、当然のごとく権力を失うでしょう。で、彼の統治能力があったおかげでまとまっていたロシアがどうなるでしょうか?シベリア方面は中国の進出が可能と考えられます。共和国ですから、他のロシアを構成してる国も場合によっては独立してしまって、さらにロシアが小さくなるという可能性はあると思いますね。

 もう、その世界の構造は1989年のベルリンの壁崩壊の後にソ連は1991年に崩壊しています。その崩壊に次ぐ崩壊が間もなく来年にも訪れるのかもしれません。

 これ見ている中国は、当然、台湾侵攻に対しては、足踏みすることになるでしょう。中国の包囲網が強固になる可能性があります。例えば、ロシアは力を失って、より西洋化することになる可能性が高くなります。西洋化がするっていうことは、今度は、中国共産党が力を増してくる、というようなことになるのではないかなと思われます。

 例えばロシアがNATOに加盟して中国包囲網を築くということで進んでいく可能性もあります。ただし、中国の強みは、習近平が強力な共産党を築いているので、そこの派遣争いを勝てば、勝ったとしても彼にも寿命がありますからね。彼にもそういった意味では共産党はなくならないにしても、次の指導者がまたね、中国全土を支配しだすでしょう。今後は失うロシアの領土も手に入れることによって中国共産党がどうなるのかっていうことでしょうね。
 

 ただまあ、中国共産党の進めてきたやり方は、庶民とか土地とか環境なんかもボロボロにしてしまうことは、なんとも思ってませんからね。中国共産党のやってることは古代国家の殺戮を繰り返すような国家の形ですよねえ。大泥棒がマフィアになって、マフィアのドンが中国共産党を作ったみたいなもんでしょうから、これはいつまででもそういうものを人民が受け入れているとは思えない。中国人民も自由が欲しいし、言論は統制されたくない。人間らしくありたいと思うことでしょうから、それをどういう風に調整をするのか?中国共産党の統治スタイルが崩壊するようになるかな、と思います。とは言っても、じゃあ、周りが弱体化したから、今のままで日本の軍事力あるいは国防はこれでいいのかっていうと、そうではないはずですよね。

 なぜかというと、江戸末期の日本は政界有数の軍事国家だったからでしょう。が他のアジアの所国と同じように植民地化されなかったかっていうと、やはり各地域の例えば生麦事件の後にイギリスの艦隊が薩摩湾に入ってきて打ち合いをやってますよね。で、台風が迫ってきて和平交渉をしました。こうして薩英戦争は終わったんです。

 下関でも戦争がありましたねえ。長州とフランス、オランダ連合軍だったですかねえ、これにもまあ、ボコボコにされたけど、領土とられたわけではありません。
それだけ自衛能力が高かったんですよねえ。振り返って今、どうですか?産業は強いかもしれませんが、国防弱いですからね。日本のものづくり能力とか、いろんなノウハウっていうのを欲しがる国はいくらでもあります。日本国民の従順さとか真面目さっていうのを欲しがる国はいくらでもあります。でも彼らにそのプラスのいいものを持ってかれる必要は全くなくて、やはり天皇を中心にした。平等の社会を実現している日本ですから、諸外国みたいな統制的なやり方をするわけではありません。

日本のこの統治方法を世界中の国でやった方が、人民は幸せではないかな、という風に思います。

 

以上です。