2022/12/1

221201_価値ある人生100年の過ごし方

221201_価値ある人生100年の過ごし方


人生100年と言われ、定年後の40年をどんだけ楽しく過ごせるでしょうか?

その1;定年を迎えてから考える

その2;定年を迎える3年前に考える

その3;50歳から考え、行動する

その4;30代から考える


 前回は「その1;定年を迎えてから考える」ということで、“やはり、就職してすぐに「福利資産1億円」を目指すのが一番頭を使わずに、心穏やかに過ごせる最適、最強な方法でしょう。余り面倒なことをせずに複利資産を作る方法は

  1. 米国株投資;歴史のある、開発力のある20社の企業に投資

  2. は基軸通貨を持つ株式市場を見極める事。基軸通貨が$/€/\どれかによる”

とお伝えしました。


今日は、「その2;定年を迎える3年前に考える」について考えてみたいと思います。

当時のことを振り返りながら主語は「私」と思ってください。


  1. 多くの勤め人は、おぼろげに定年をむかえているのが現実

  1. かつて退職の挨拶メールを多くの事業部内関係者にお送りしたことがあります。その時の返信で判ったことがあります。「来年、自分も定年を迎えるが定年後のことを何も考えられない」ということです。あるいは「退職後どうしようか?まだ具体的に分からない。」他には「年下の上司がいやだった。かれこれ5年間我慢してきた。定年を迎えるにあたり、もう自由になりたいので退職する。」そんな話も聞いたことがあります。こうしてみると、自分のためにやりたいことを前向きの計画している人があまりいないなと感じました。

2)定年を前にその後の40年間について思いも熱量もなければ、年齢とともに命が萎んでしまうのではないでしょうか?具体的でなくても、おぼろげな感情とか、思いとか、あれば、その感情を元に何かを組み立てることも出来ると思います。

3)こんな風に思い返していると定年後の計画を作るための手順とか要領がないために、多くの高齢者予備軍が次の輝ける40年間に希望もなく、貧しく、寂しい時間を命を削りながら終えていくのかと思うと残念でなりません。

  1. どんなふうに定年を迎えたらいいのか?

1)〈定年後にスッキリ退職〉定年の3年前となると役職定年を迎えて、管理職からは外れます。年下のグループ管理者が着任して新しい方針で皆を引っ張っていきます。定年までの残りの時間は、フレックス出勤活用で定時退場する日々が可能です。仕事の要領はいいので、短時間で仕事を片付けて、早く帰宅できるでしょう。人望があれば若いメンバーに仕事の要領を書き残して教えたり、それを押し付けるのではなく、これまでのやり方や要領として残すこともできる時間が残されているわけです。定年までに、これまでの仕事を手順書や、要領書にまとめてはいかがでしょうか?

2)〈定年後は再雇用契約を前提に働く〉再雇用で現職場に残る。これまでよりも給料はガクンと下がります。でも、ボーナスもあるし仕事には慣れているし、責任は軽くなるから天国かも知れません、全く違う仕事をハローワークで探すことを考えれば‥‥。ただ、嫌な人間関係がないことが条件です。嫌な人間関係の中にいると病気になります。その職場から離れてください。ストレスフリーな環境があるなら、そこはあなたの天国になります。そのつもりで残りの3年間は実務に励んで働くことが出来ますね。

3)〈定年後は同業他社で働く〉残りの年間のうちに対象になる会社を決めてアプローチをかけて定年1年前までに退職後の雇用契約をしていること。そんな風に迎えてくれる会社があれば、それなりの役職について責任をもって仕事を受けることが出来るでしょう。でも、給料はそこそこ貰えても精神的にはきついかもしれませんが…‥。

4)〈定年後は起業〉残りの人生40年をかけて事業を行う、時間やお金の自由さは抜群でしょう、うまくいけばですが‥‥。余程、思いのある方でないと起業は難しいですが、挑戦する価値はありますよ。なぜって、死の間際に、ああしておけばよかったとか、70歳になってこうしておけばよかったと言ってももう無理です。気力や体力があるうちに始めないと事業を継続することには気力、体力的に無理が来ます。出来れば、50台になってすぐにそんな準備を始めておいて副業的に起業していた方がいいです。本業で生活費を稼いでいるうちに失敗もできますよね。事業には失敗がつきものですから、本業があるうちに起業するのがおすすめです。


  1. 定年後の日常について、○×実例を知らない

1)✖の日常事例1;定年後の家庭で「夫原病」をご存じでしょうか?長年勤め人で部長職だった夫が毎日家にいることで妻がうつ病を発症する社会をコミカルに描いたNHKの2時間ドラマです。夫は家庭でも管理者で奥さんに何でも命令していて、言い返せない奥手な奥さんが日々塞ぎっぱなしになり気を病むお話です。こんな夫婦関係になってしまうなら、定年離婚も増える訳です。夫は家でも管理職のままでいてはいけませんね。まして、勤めている時でも常に偉そうにしていて、部下からは疎ましく思われていたことも分からなかったのでしょう。このような夫が原因で妻が気を病むことの無いように、男どもは妻への感謝と家庭の仕事を率先してやらなければなりません。

2)✖の日常事例2;定年後でも、まだ子供たちが自活していないことなど晩婚になりだした今の50代後半の人達には、多いのではないでしょうか?子供が35歳で生まれたとすると子どもが学卒になるのが57歳、晩婚ですから、それから10年くらいしてから結婚します。すると67歳まで子供が未婚状態で初孫は68歳で授かることになります。とっくに年金生活ですね。だから、年金だけが収入源ではなく、配当金とか、資産による収入がないとやっていけませんよね。こうなると、自分がいつ結婚して子供が生まれるべきなのか20代から考えておかないと手に負えないことになります。せめて、定年前までには子どもたちは結婚させておきたいものです。結婚・出産・孫の節句・入学・卒業とジジ、ババには行事が目白押し、お金はまたしても出ていくのです。金をくれないジジ、ババには孫も子供も寄り付きません。まさか、ジジ・ババローンを生命保険で返済するのでしょうか?

3)◎の日常事例1;地域貢献で地域の人と共に健康な日々を過ごす。私事ですが、春先の3月中頃に町内の組長さんから、来年度の組長を受けてもらえないかと打診があったことがありました。当時は勤めていたのでお勤めがあるので、とても受けられませんとお断りしました。そして、先日11月24日に組長さんが改めて組長の受諾申し入れがありました。しかし、仕事を始めたところで営業が安定しないのでとても無理ですとお断りしました。どんなことがあっても、お断りするつもりでしたから地域貢献など考えてもいません。かつて40代のうちにPTAの各役職をやりましたから、もう地域貢献は他の人にやってもらいたいのです。でも、お勤め一本でやってきた方には地域貢献の良い機会です。地域貢献しつつ地域の人々と共に活動し健康な日々を送る時が来たと言えます。

4)◎の日常事例2;自営で天職を全うする。これは、まさに私が今やっていることです。50代から定年後は起業して現役のまま仕事を続けたいと考えていました。その天職たるは、マーケティング支援をする事業です。世の中には、食してはとても美味しく、使ってはとても便利な商品やサービスを生業にしている職人気質の事業主がたくさんいらっしゃいます。クライアントにとってとても有益な商品やサービスがより多くの人にその良さが伝わっていないが故に、事業が継承されず萎んでいってしまうことはとても残念なことです。そんな方々にマーケティング支援をして売りを安定成長させていくことで地域貢献したいと思いました。そしてこれを天職として仕事を続けたいと思っています。そんな志がある方には、一生涯の仕事として取り組めるような仕事を持つことは、何よりの幸せなことだと思います。ただし、失敗は必ずありますから七転八起の気持ちを持って取り組める方に限ります。

  1. 定年後の過ごし方を主体的に考えていない

  1. 自分のこととして、何を、どう組み立てればよいか判らない?

・仕事に就いていて生活を守れる一定に収入があり、家族が健康であるとそれは「とても幸せな」人生です。だから、前向きに定年後を捉えて考えられますよね。しかし、そこが落とし穴で、目の前の生活や仕事に追われて10年20年先の考えに及ばないかもしれません。定年後は、あなたがこれまで経験したことの無い仕事のない時間と、疎外感に苛まれるかもしれません。時間がゆったりと過ぎてゆくのを楽しめるのは、確実な収入か資産があるからなのです。資産がなければ、毎日の食に困らない収入が必要になります。かつて<定年後2千万円問題>が取りざたされました。しかし、定年後2千万円で暮らせるわけありません、人それぞれの生活がありますから、自分の場合いくら必要なのか収支・資産・残債を集計するべきです。マスゴミから流れてくる言葉はあなたには当てはまらないと考えてくださいね。自分主体で定年後40年間の収支、資産の増減を表計算してみた方がいいですよ。

  1. 生活の元は、金、家族、地域、友人

・何と言っても生活の元は、“前にも先にも死に際”も「お金」です。もっと言えば、毎日必要な栄養が取れるか?満足な食事を毎日確実にいただけるでしょうか?贅沢な食事は不要ですし、そんなに酒も飲めませんよね。月々食費がいくら必要ですか?生命保険料、車検代、任意保険料、自宅にかかわる経費、借入金額の返済費等を固定費をリストアップしましょう。でも、年に1回くらい旅行にも出たいならその費用も組み入れておきたいですね。楽しみもなければ40年生きていてもつまらないですから。子どもたちのことは放っておきましょう、ただし、里帰りしてくるから外食にお金が要りますからね。お年玉にお盆玉、孫が生まれれば、行事ごとに贈り物やお祝いがあげられた方がいいに決まっていますよ。また、お勤めを優先して地域のご奉仕活動には疎遠になっていますから、是非奉仕活動にも積極的にかかわってください。ただし、決して職場にいたときのように偉ぶったりしないでくださいね、良くある話で、お勤めしていた調子で口に出す方は、嫌われますよ。そして、古くからの友人や関わりのあった趣味の仲間は大事にしましょう。


  1. 心掛けておきたいこと8つのこと

  1. やってみたかったことは、必ずやっておく

・人は、自分のこととなると臆病で安定した生活をなげうつことなどできません。まして、修学中の子供が2人もいれば、そんな我儘などできようもありません。だから、定年を向かえる頃には、自分とカミさんの生活だけを維持できるなら、是非何かに挑戦してみてください、このタイミングでやらなければあなたは、生気の無い干乾びた人生を送ることになります。生きがいを失い、まもなく病気になります。回復する意欲も湧かずに息を引き取ることでしょう。定年後に自分の命の源になるのは、生き甲斐です。やってみたかった事を我慢などせずに、我を通してやり抜いてください。きっとあなたは、生き甲斐を得てみるみる若返りイキイキと暮らしていることでしょう。

  1. 筋力を落とさないように努める

・長生きの元は、体の健康です。さらに、60代からでも筋肉はつきます。無理なく筋力の維持から始めてはいかがでしょうか?そのうちに筋肉がつき、体の活力がわいてくるはずです。筋力を落とさないことが何故必要かというと、躓いて骨折しない為です。筋力は下半身から衰えます。健康な内にせめて現在の筋力を維持できるように歩くことで躓き⇒骨折⇒寝たきり⇒体の衰え⇒老衰又は他の病気の発症⇒・・・。こんなコースが決まっているのです。人は、歩けなくなると代謝が落ち、エネルギー補給を必要とせず、胃腸が弱り、食べられなくなり、筋力を落とし、躓き、骨折し・・・・。と、コースが決まっているのです。

  1. 頭を使うことを習慣化する

・頭は、ハサミ等の道具と同じで使わなければ錆び付き、使えなくなります。ただし、道具との違いは常にストレッチとトレーニングをしていればいつも増加し続けることが判っています。この働きは筋肉と同じです。ストレッチして鍛えればいつまでも再生し増加し続けてくれます。記憶力トレーニングや画像貼り付け法など脳の筋トレを続けることが大事です。これも、毎日のルーティンとして時間と方法を決めてやり続けることがボケ防止になります。

  1. 地域の人々や仲間との接点を維持構築する

・地域の接点というと居住地域の公民館単位で組、班があります。平時には何も気にかけていませんが、災害時には共同体として生死を分けることもあります。ご近所さんの顔と名前、家族構成くらいが判っていると助け合えますよね。ご近所との折り合いが悪くて、生死を分けるギリギリのところで繋げない命があったりするより、互いが助け合って生き延びられた方がいいに決まっています。なので、班や組の仕事があれば積極的にかかわっていきましょう。

・居住地の神社単位で同年の集まりがあります。私は、他所から今の住まいに移り住んだ者なので幼馴染がいるわけではありませんが、お誘いがあれば、同年の集いに参加しています。こうした仲間や、他にも学生期の仲間、仕事上で知り合った気の置けない仲間などあなたのことを放っておかない人たちに囲まれて次の40年を生きていけることはそれまで作り上げたあなたの人生をより豊かに、しなやかに、互いに労りながら過ごせることでしょう。

  1. 固定費の見直しと生活費削減

・固定費の代表的な物は、生命保険。これ以外と見直しを忘れていることが多いかもしれません。必要のない保険もあるかもしれませんので、不要な契約はやめましょう。若い時のまま放置しているなら今の年齢に必要なモノに変更した方がいいでしょう。その分、月々の支払額が減少します。

・新聞・通信費は、スマホの活用で減らせます。新聞など印刷物で欲しい時は、図書館でコピーすればよし、いつもはスマホの無料アプリで十分です。また、スマホの大手キャリア契約のままだったならahamo・Mineo・UQmobile・povoなど生活スタイルに合わせて選べば、支出は半額に抑えられます。我が家では、共にau回線使用で私がMineo¥3,000でかみさんがKDDI¥5,400です。


  1. 断捨離でなるべく持ち物を減らす

・家の中には子どもたちの残していたものや若いころからため込んだ衣服、いつかいるかもしれないと保管しておいたものなど、押し入れや、隙間という隙間には詰め込んであるはずです。今一度引きずり出して、ワクワクするか試してみてください。すべてを一度にやることはできませんので、区画を決めて、週に一度とか、季節の一度とか決めて保管してあるものを出してみてください。そして、一つ一つを手に持って、思い出に浸りながら未来に向かってワクワク感を感じるかが判定基準です。何も感じなければ、廃棄品の仲間入りです。使えそうだなぁ、というのも無しです。手に取ってワクワク感があるかどうかです。ワクワクしないものは思い出と一緒に、サヨナラしてください。置いてあっても残されたものにとって、何の価値もありません。ボケていないし体力もまだあるうちに始めましょう。そして、ワクワクと思い出の断捨離を終わらせておきましょう。

  1. 生涯続けられる生きがいや趣味を持つ

・お勤めで精いっぱいで若いころの趣味を忘れていませんか?絵画、写真、スポーツ、釣り、遺跡巡り、撮り鉄、山登りなど趣味で広がっていた友人がいたでしょう。損得なしに付き合える趣味の友は一生ものです。何かに打ち込める趣味なら浪費することなく楽しい人生がおくれます。ぜひ1つでもいいからやり始めてください。

(8)70代を生き抜くための計画を準備

・運よく60代の病気を乗り越えて70代を迎えることが出来たなら、何をあなたはしたいでしょうか?ゴルフの好きの方は、エイジシュートという目標がありますよね。年齢を下回ってゴルフのスコアを記録することです。70代後半に期待をしたいですね。私は、70代からいろんなところで発言を増やしたいと思っています。70を向かえる頃から価値の積み重ねが出来たファネルから多くを語りたいと思っています。それまでは、仕込みです。日々の書き物をためて20冊くらいは何かのまとめとして本に残して、70歳からそれらを元に若い人たちに特技を伝えていきたいですね。体力は衰えますが、発言とドライバーショットは飛ばしていきたいですね。そんな、他愛のない計画でいいと思います、あなたはどんな他愛のない計画を70代に描きますか?


以上の8つのことを着実に進めて70代を迎えることが出来ると良いですね

  1. 楽しい定年後の過ごし方

  1. 近くに勤め口がある

・健康ならたとえわずかな稼ぎでも働けるならそれが一番です。体を動かせば、食欲がわき体も衰えません。まして、過去の仕事に近ければなおさら取り組みやすいですね。定年になる3年前から勤め先としてよくお話をして、受け入れ態勢を万全にしておいてもらいましょう。

  1. 世のために取り組みたい仕事がある

・自分自ら起業して自分の理念に基づいて世のため、人のためにできる仕事は何よりも若さの維持に欠かせません。情熱を傾けるほどに、心身ともに活性化することでしょう。まして、うまくいけばそれなりの収入が得られますから、ますます楽しみでしょう。

  1. 健康で趣味を共にする仲間がいる

・釣り、テニス、ゴルフ、ソフトなどスポーツの仲間や、マージャン、囲碁、将棋、俳句、詩吟など、心を通わせることが出来る趣味は素晴らしいです。仲間を大切にして、取り組むことは何よりの楽しみでしょう。前記二つを合わせて取り組めば最高の40年間を過ごすことが出来ますね。仕事をしながら、趣味を続けることは仲間もいて楽しい時間を共にできる事でしょう。


以上です。