2023/2/21

230221_価値ある人生100年の過ごし方

230221_価値ある人生100年の過ごし方


人生100年と言われ、定年後の40年をどんだけ楽しく過ごせるでしょうか?

その1;定年を迎えてから考える

その2;定年を迎える3年前に考える

その3;50歳から考え、行動する

その4;30代から考える


 前回は、「1人1人が自覚をもって残りの40年間を有意義に豊かに暮らせることを考えなければなりません。日本の政府に何を期待しても、裏切られるばかりです。自らのために自らの人生を演出していかなければならないのです。年金は、孫のお小遣いくらいに考えておきましょう。少しだけ長く知恵を使って生きてきた証を伝え残すことを資源にして収入にすることが大事になるでしょう。」年齢の重ねた自分だけにできる事で収入を得られます。


<第2章過去の資金計画>から

 ここで老後の定義をしなければなりません。このブログで定義する老後とは、定年後の継続雇用や再就職後に退職した時とします。企業によっては定年後の継続雇用を約束してもらえるところもあります。また、人によっては他の会社に勤めることもできます。いずれにしても、一定の収入を勤務先から得られなくなった時とします。そのうえで老後の資金を考える前提事項を決めて検討することにしましょう。

1.前提事項

  1. 老後の生活資金・・・・現役最終所得の50%

  2. 長期の投資利益率・・・年3%

  3. 所得上昇のペース・・・年4%

  4. 何歳で引退したいか・・65歳


2.3世代を検証

さらに前提事項を前提にして3人のモデル例を検証している。

  1. Jack   1945年生まれ 62歳で引退、 70歳死亡

  2. Jimmy 1971年生まれ 72歳で引退、 85歳死亡

  3. Jane  1998年生まれ 82歳で引退、100歳死亡

この3人はそれぞれなくなる年齢をその時代の平均寿命としています。さて、今の社会制度や国の保証はせいぜいJimmyくらいまでしか対応できていないのではないでしょうか?欧米の宗教的考え方からすると労働は悪なので72歳まで働いていることなど想像することも嫌なのではないでしょうか?従って、65歳までは許容できる労働生活としても、72歳まで現役でなにがしかの収入が得られることを考えなければなりません。それも楽しく、生き生きと、ストレスなくできる仕事は何なのでしょうか?さらに、Janeのことを考えるともう人生が真っ暗に映ることでしょう。農業主体の産業の時代では、80代まで現役でいた記録はたくさん残っています。近代になって、定年などという考え方が出てきたにすぎません。そう考えれば、82差まで現役というのは昔帰りというべきかもしれません。それにしても、82歳から100歳までの余生をどう楽しむのでしょうか?健康でいられる100歳ならまだしも、貧しく老いぼれた姿で余生を楽しむ生き方が整っていないことに問題を感じざるを得ないのです。

 若々しく、生き生きと100歳でいられる方策を施して、現役時代を過ごすべきでありましょう。その努力は、今のところ、国や社会ではなく自分でしか仕込めないのです。


以上です。