2025/7/15

250715_保守この指-保守政治の再興

なぜ今、日本に“真の保守政治”が必要なのか?

―他国依存から脱却する最後のチャンス―

 

1.はじめに:国民が感じ始めた「違和感」の正体とは?

最近、どこか腑に落ちない感覚を抱いていませんか?
ニュースや政治家の発言を聞いていて、「本当にこの国は、自分たちの意志で動いているのだろうか」と疑問に思う瞬間が増えているのではないでしょうか。

外交では米国に追従し、中国には沈黙。経済政策ではグローバルな声に過剰に反応し、国内の声は置き去り。メディアは重要な事実を報じず、真実を知る手段が限られている。
こうした状況に、あなたは不安とともに、ある種の“諦め”を感じ始めていないでしょうか。

しかし、今まさに、その違和感の正体が明らかになろうとしています。
それは、日本の政治が「外からの圧力」によって大きく歪められているという現実です。
そしてこの歪みを正し、日本を本来の姿へと取り戻す鍵は、「真の保守政治」の再興にあります。

この記事では、なぜ今、「理念」と「国家観」を持った保守勢力の台頭が必要なのかを、具体的な事例と共に明らかにしていきます。
あなたの一票が、日本の未来を変える大きな転機となるかもしれません。

 

2.問題の核心:保守を名乗りながら、日本を売り渡す政治

あなたは「自民党=保守政党」という認識を持っていませんか?かつては多くの国民がそう信じていました。しかし、今日の自民党は、かつての保守政党としての姿を大きく見失いつつあります。

外交では米国や中国への過度な配慮が常態化し、日本の主張はほとんど存在感を失っています。
たとえば、日本経由で流入するフェンタニルがアメリカで数十万人もの死者を出しているという事実に対して、政府は米国からの圧力を受けてようやく動き出すという後手の対応でした。一方で、中国による領海・領空の侵犯や、自衛隊機への危険な接近行動に対しては、ほとんど抗議すらしない現実があります。

こうした「ダブルスタンダード」は、日本が自国の利益よりも他国の意向を優先していることを如実に示しています。これが“保守”と呼べる姿勢でしょうか?

国内でも問題は深刻です。靖国神社への侮辱行為や、安倍元首相の慰霊碑への破壊行動が報じられても、政権与党は強く非難することなく、見て見ぬふりをしています。メディアもまた、これらの問題を正面から取り上げようとはしません。

本来の保守政治とは、国家の尊厳と歴史、そして国民の生命と財産を守る政治です。
ところが現在の政権は、「保守」の看板を掲げながらも、内実は外圧と既得権益に絡め取られた“偽装保守”になってしまっているのです。

そして、その結果として、国民の間に「政治はもう誰がやっても同じだ」という無力感が広がっているのです。
しかし、それは本当に「誰がやっても同じ」なのでしょうか?
本当の問題は、「誰が」ではなく、「どんな理念を持った人が国政を担うか」にあるのです。

 

3.要因の分析:外圧迎合と政官財メディアの癒着構造

現在の日本政治が本来あるべき「保守政治」から大きく逸脱している背景には、いくつかの構造的な問題があります。その最大の要因の一つが、米国・中国・国際機関などの“外圧”に対して、無抵抗で迎合する政治姿勢です。

たとえば、米国が日本経由のフェンタニル流入に対して怒りをあらわにした際、日本政府はようやく「協議体の設置」に踏み切りました。しかし、これは自主的な対応ではなく、アメリカ大使館からの強いメッセージを受けて動かされたものでした。

一方で、中国による領海侵犯や航空自衛隊機への異常接近といった重大な主権侵害に対しては、政府は沈黙を貫いています。また、国連やWHOといった国際機関が提唱する“グローバル・スタンダード”を無批判に受け入れ、日本固有の価値観や産業構造が犠牲にされている現状もあります。

さらに、これらの問題を加速させているのが、政界・官界・財界・メディアの癒着構造です。たとえば、報道機関は外資の影響を強く受ける構造にあり、国益に関わる重大な事実が報じられないまま、国民の判断材料が極端に制限されています。政治家の多くもまた、外交・経済の独立性を確保するよりも、“空気を読むこと”に終始しているのが現実です。

本来、国家運営の中枢は、他国の意向や一時的な世論ではなく、自国の利益と誇りに基づいて動くべきです。ところが、今の政権は理念や哲学を欠き、日々の対応に追われるだけで、明確な国家ビジョンを示すことができていません。

このような政治構造の中で、「保守」を名乗りながら実態は“外部依存”という矛盾が放置されているのです。そしてこの構造は、政党や個人の問題ではなく、戦後の日本が築いてきた体制全体の歪みとして、あなたの暮らしにもじわじわと影を落としています。

 

4.国民の声:偽装保守への怒りと離反の加速

今、多くの国民が感じているのは、「これ以上、何も変わらない政治にはもう期待できない」という深い失望です。特に、長年“保守”を自認してきた層からの支持離れが顕著になっています。
かつて自民党を支えてきた農業従事者や医療関係者、さらには創価学会員までもが、「もう今回は自民党には入れない」と明言するようになってきました。

このような動きは一時的な反発ではなく、偽装保守”に対する根本的な不信感の表れです。たとえば、選挙前の調査では「自民党に入れる」と回答しながら、実際の投票では別の政党に票を投じると明言する人が相次いでいます。
これは、表向きの支持と実際の行動が乖離し始めていることを意味します。

実際、SNS上でのデータにもその傾向は現れています。
2025年7月上旬、X(旧Twitter)上での政党名を含む投稿数では、参政党が圧倒的な首位を記録しました。しかもこの動きは組織的なものではなく、草の根的な国民の声によるものです。
また、日本保守党や地域政党、無所属の候補者への支持も急速に高まっており、「理念を持った個人や政党」を応援する空気が広がっています。

こうした動きの背景には、国民一人ひとりが「誰か任せ」の政治から、「自分で選び、自分で責任を持つ政治」へと意識を変え始めているという大きな潮流があります。

特に、戦後体制への根本的な疑問を抱く層にとって、今の政治はあまりにも受け身で、他国に迎合しすぎていると映っています。「保守とは本来、自国の歴史や伝統、誇りを守るものではなかったのか?」――こうした素朴で力強い問いが、全国で同時多発的に湧き上がっているのです。

そして何より、あなたと同じように「このままではいけない」と感じている人が、想像以上に多く存在しているということを、まず知っていただきたいのです。

 

5.解決の鍵:理念と国家観を持つ保守勢力の台頭を支えるには?

今の日本が抱える“外圧依存型政治”から脱却し、国家の尊厳と自立性を回復するために最も重要なこと――それは、「理念」と「国家観」を明確に持った保守政治の再興です。

すでにその兆しは、各地で見え始めています。たとえば、参政党や日本保守党といった新興勢力が急速に支持を拡大していることは、多くの国民が現状の偽装保守にNOを突きつけ、本物の政治を求めている証拠です。
これらの政党は、単なる批判ではなく、「日本を守る」「主権を取り戻す」ことを明確に打ち出している点が支持されている理由です。

さらに、重要なのは“政党名”だけではありません。一人ひとりの候補者がどのような国家観を持ち、どのような行動をしてきたかを見極めることが、これまで以上に大切になっています。
特に「一人区」では、たった一人の当選が国の方向性を大きく左右するため、理念ある候補者に票を託すことが、あなたの一票に最も力を持たせる方法です。

また、あなた自身が周囲の人と情報を共有し、選挙や政治について語ることも大きな力になります。メディアが報じない真実を知り、自ら判断し、自ら行動する有権者が増えることこそが、真の民主主義の土台です。

私たち一人ひとりが、自分の暮らしと国の未来を他人に任せるのではなく、「この国は、自分の意思で守り抜くものだ」と考え直す時が来ています。
そうした意識の転換が、理念ある政治家を支え、やがては戦後体制の歪みを正し、真に独立した日本の再構築へとつながっていくのです。

 

6.まとめ:政治を任せる時代の終わり、自ら選び取る時代へ

今、日本は歴史の転換点に立たされています。
他国の顔色をうかがい、理念なきままに漂流する政治から脱却し、「日本人としての誇りと自立」を取り戻すことができるかどうかが問われています。

その鍵を握っているのは、政治家でもメディアでもありません。
あなた自身の一票、そしてその背後にある意志こそが、日本の未来を動かす最大の力です。

保守を名乗るだけで中身のない政治ではなく、国家観と覚悟を持った「本物の保守勢力」を私たち自身で支え、選び抜くことが必要です。
それは決して難しいことではありません。
候補者の言葉に耳を傾け、行動を見つめ、あなたの良識で判断すればいいのです。

「誰かに任せる政治」から「自分で選び、自分で変える政治」へ。
その第一歩が、次の選挙でのあなたの選択なのです。

 

7.関連記事:保守再興の視座をさらに深めるために

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1)「独立国の外交戦略:国益と国際協調のバランスを探る」⭐️

グローバルな対立構造の中で、いかにして日本が独自の立場を築けるのかを考察した記事です。

2)「なぜ、『闘戦経』を学ぶべきなのか?」⭐️

日本古来の思想を通じて、国家の戦略や哲学を再評価するためのヒントが得られます。

3)「縄文思想が教えてくれる持続可能な社会とは」⭐️

現代の日本が取り戻すべき価値観とは何かを、長い歴史の中から読み解いています。

いずれも、これからの日本をどう守り、どう再構築していくかという視点で書かれた内容です。
一歩踏み込んだ理解のために、ぜひご一読ください。

 

以上です。