2024/3/4

240304_価値ある人生100年の過ごし方

240304_価値ある人生100年の過ごし方


人生100年と言われ、定年後の40年をどれだけ楽しく過ごせるでしょうか?

その1;定年を迎えてから考える

その2;定年を迎える3年前に考える

その3;50歳から考え、行動する

その4;30代から考える


前回は、“生きている時間が長くなって、自己実現できるステージが60歳以降にやってくるような人々が当たり前になってくることでしょう。60歳までは、次の世代を生み、育て一人前にして送り出すためにあります。その後の人生は自己の人生の仕上げに為に神様が与えてくれたオオトリを飾るステージです。このステージを飾る為には、それまでに貯めておくべき知識と心身の健康が必要になります。そのためにいつから自己投資を始めるのか、そのことを計画して早い時期に準備に入ることが大切になります。”オオトリのステージを飾るには、前準備が必要になります。収入の元がないので資産が収入を生んでくれるようにしなければなりません。また、大トリを務められるように知識とスキルを身に付けていなければなりません。60歳を迎えるまでにしておくべき前準備を完了しておく計画が必要になるのです。それが、新しいシナリオです。


<第5章 新しいシナリオ -可能性を広げる->から

 <・・・3ステージの人生を長く引き延ばすだけでは良い人生を送れない。ではどのような人生を生きるべきなのか?求められるのは、お金の面での難題を克服でき、しかも無形の資産を支えられる人生のシナリオを描き出すことだ。-中略-人が大抵経験したことのない生き方を想像することが難しいのだというよりも想像できない。そこで未来に向けた適切な行動を取ろうと思うためには、前章で取り上げたありうる自己像について考えることが有効な手立てになり得る。>

 60歳までを従来型の3.0シナリオとすると残りの時間は40年となります。3.0シナリオですら1シナリオが20年ですから2シナリオが残っている計算になります。つまり、5.0シナリオを想定した生き方もありなのです。まさに誰もそんなこと経験したことがないし、先人に聞こうにもそんな人は身近にいないのです。だから、試行錯誤を覚悟して2.0シナリオに入る前から5.0シナリオを想定した人生計画が必要になってくるのです。

 こうも言えます。3.0シナリオに入るころから、どうやら思うようなシナリオではないと気付いたとします。これまでの人生に見切りをつけて、新たな挑戦をしても残りのシナリオを好転させることが可能になってくるのです。

 それもあなたの人生です。自分の責任で自己投資をして、次のシナリオを自分の為に描くこともできるのです。そう考えると、人生100年も価値あるものに変えて行けるのは、自分次第なのだと思えます。最悪なシナリオは、“思い描くまま生きてきて、さあ残りは気ままにさせてもらおう”などと思っていたら何の準備もできていなくて、“食うに食えず、止むに止まれずに僅かな稼ぎのために望みもしない仕事で食い繋ぐしかない人生が待っていた”なんてこともありうるのです。何かに挑戦して後悔もないならまだ自分を許せるでしょう。挑戦するべき時に自分を欺いて行動しなかったら残るのは公開のみです。

 そんな思いをしないためにも、2.0シナリオに入るころから5.0時代から遡った次のシナリオを計画し、実行している自分をフォローアップできるようにしたいものです。我々の「価値ある人生100年の生き方」は、2.0シナリオに入った時には既に実行できているような心構えと、学習が必要になってくるのです。気付いた時には心身ともにくたびれて挑戦すらできないことが最悪のシナリオ作りです。ゆでガエル前にぬるま湯から飛び出しましょう。


以上