2024/1/30

Z_ウォッチャー240130

前回は“5現で見ると多くの課題や順番がわかってくると思います。日本政府には組織があります。組織力を生かして対応するには、明確な方針が必要になるのです。今回のキッシーは何をどの順番でどう進めるのか、各大臣に所管の課題を出させて方針を閣議決定しているでしょうか?その方針こそが組織を動かし、敵に隙を見せない防御になるのです。国会審議は内外の目を持って議論が行われることを望みます。”Zは純真な心で日本の将来を心配してほしいと思います。

 能登半島地震の道路状況を前回と比較してみましょう。

 道路は相変わらず修復が進んでいません。間もなく1か月過ぎようとしていますが、倒壊家屋や土砂崩れの中からの人命救助がいかに進まないのかを見せつけています。それも人力が主体ですから。そのことが進まないうちは、社会基盤整備は進みません。

 前回の残りを書いてみます。

1.予算措置は進んでいるか?
 1)激甚災害指定はしたが予算は本年度予備費から支出
   相変わらずキッシーは、本年度予算の予備費から支出を行っています。すでに
  発生した事態なのですから本年度の2次補正予算を組めばいいのに、また財務省
  の横やりでしょうか?
 
 2)過去の震度7級地震ではどうしていたか?
   1995年阪神淡路大震災、2011年東日本大震災、2019年熊本地震共に1か月以内に
  当年度補正予算を組んで支出。こうしたところから国力がわかるのですが、今回は
  一向に補正予算案を出そうとしていません。
 
 3)どれくらいの規模の予算が必要か?
   ・これまでもざっと1兆円を出しています。同じ規模でしょう。
 
 4)それをいつ可決する?
   2月第1週の国会で一発審議で可決できるはずです。
2.復旧の見通しはどうか?
 1)水道の全面復旧が早くて2月末?本管の敷設やらで4月になるところもあり
 2)仮設住宅着工したが、需要には不足
 
3.一次的な大規模避難はできるのか?
 1)能登半島周辺には観光地や温泉地があるので、二次避難を進めている
 2)中学生は集団疎開した
 3)健康を害しやすいお年寄りも順次疎開している。どこに避難するのかバスに
  乗ってから教えてもらえるそうだ。どこに避難しているのか知人や家族に伝えられ
  ないと思うのだが・・・・。

 何かと強制的な、無理やり人を連れ去るような感じがする二次避難で心が痛みます。しかし、今は従うしかないのでしょう。それにしてもZだ。Z人は、答えの有る試験問題はうまくとけるが、時空間を思い描いて時の流れにうまく合い、人の心を安心させる問題は到底解けない人種のようです。当たり前ですが、ここは政治家が主導して物事を進めることでしかできません。政治家が自身の力を試すときです。大ナタを振るえる胆力は今試されるのです。

 

以上です。