2025/4/20

250420_保守この指とーまれ-保守が果たすべき決断

「国家の岐路に立つ今、日本の保守は何を決断すべきか?

 

1.はじめに:このままでは、日本は守れない

あなたは、今の政治が本当に日本の未来を守ってくれると思えますか?
かつては保守政党として信頼されていた自民党でさえ、その姿を大きく変えつつあります。保守的な国家観や安全保障への意識は後退し、与野党を問わず、日本の「国柄」を本気で守ろうとする政治家はほんの一握りとなってしまいました。その背景には、中国やアメリカといった大国の影響、メディアによる世論操作、そして政治家自身の利害が絡み合い、国民の命や暮らしよりも「対外的な顔色」が優先される構造があります。このまま無関心でいることは、国家の解体につながりかねません。
あなた自身が、自国の未来に対して主体的に関心を持つことが、今、何よりも求められています。

この記事では、日本の保守が直面している現実と、その中で私たちが下すべき決断について、分かりやすく丁寧にお伝えしていきます。
次の章では、なぜここまで日本の保守が衰退したのか、その核心に迫ります。

 

2.問題の核心:消えゆく保守の声と、日本の国体の危機

かつて「保守政党」として知られていた自民党は、今やその本質を大きく失いつつあります。特に岸田前首相の総裁選以降、党内ではリベラル色の強い人材が重用され、保守派の議員は次第に力を失っていきました。その結果、総選挙では多くの保守的な政治家が議席を失い、党内のバランスは大きく傾いたのです。こうした動きにより、自民党は本来持っていた「国家を守る」「伝統を重んじる」「国民の生命と財産を最優先する」といった保守の根幹を軽視する政党へと変質しつつあります。今では立憲民主党や共産党よりもさらに左寄りとさえ言われる政策や発言が目立つようになりました。

そして問題は、自民党だけにとどまりません。野党第一党をはじめとする他の政党にも、日本の国体を守るという明確な意志や覚悟を持つ政治家はごくわずかです。
それどころか、中国共産党との利害関係を疑われるような政治家や、アメリカの意向に過度に依存している姿勢が目立ちます。これでは、日本の主権や安全保障が守られるはずもありません。「皇室」「国防」「憲法」といった、日本の基盤を成す存在は、いま静かに崩されつつあります。
しかし多くの人は、その危機にすら気づいていないのが現状です。このような状況が続けば、次の世代に「日本らしい日本」を引き継ぐことは難しくなるでしょう。
問題は、政党や政策だけでなく、「日本を守る」という意識そのものが政治の現場から薄れてしまったことにあるのです。次の章では、なぜこのような事態が起きたのか、その根本的な要因について詳しく見ていきます。

 

3.その要因:政党内部の力学と、外圧への依存体質

では、なぜ日本の政治から保守の声が消えつつあるのでしょうか。
その背景には、政党内部の権力構造と、国際的な外圧への依存体質が深く関係しています。まず自民党における派閥の力学に注目すると、政策よりも「人事」と「政局」が優先される現実が見えてきます。保守的な価値観を持つ議員がいても、主流派に逆らえば公認を外される、選挙支援が受けられないといった“見えない圧力”にさらされてしまいます。結果として、保守の信念を貫くよりも、党内で生き残るために沈黙する政治家が増えてしまうのです。一方、国際社会との関係性にも大きな問題があります。日本の外交は、長年にわたりアメリカに依存してきました。
もちろん日米同盟は安全保障の柱として重要なものです。しかしその反面、「アメリカの顔色をうかがいながらでないと何も決められない」という依存的な姿勢が根づいてしまいました。さらに、中国共産党との水面下の利害関係も看過できません。経済界とのつながりを通じて、中国との摩擦を避けるよう働きかけられた結果、国防や領土問題に対しても強い言葉を避ける風潮が広がっています。

加えて、大手メディアの影響も無視できません。
「保守」と聞けばすぐに“時代遅れ”や“危険思想”というイメージを印象操作する報道が散見され、政治家は発言を控えるようになります。こうした空気が、保守的な声を封じ込める一因になっているのです。政党内のサバイバル競争、対外的な依存、メディアによる圧力——この三重構造の中で、本来必要な「日本を守る」という視点が後回しにされているのが現状です。次の章では、こうした現状を受けて、国民が何を感じ、どう考えているのか。そのリアルな声に耳を傾けてみましょう。

 

4.国民の声と実感:本当にこのままでいいのか?

政治の世界が複雑な力学と外圧に翻弄される中で、多くの国民は漠然とした不安を感じながらも、どこかで諦めの気持ちを抱いているのではないでしょうか。「誰が政治をやっても同じだろう」「保守とかリベラルとか、正直よくわからない」——そんな声を、あなたの身の回りでも耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、こうした空気の裏には、「本当にこのままでいいのか?」という深い疑問や焦りが潜んでいます。

たとえば、地方に暮らす年配の方々からは、「昔と比べて、政治が国を守る気概を失ってしまった」という嘆きが聞こえてきます。
一方で、子育て世代や若者からは、「教育や安全保障の議論が本質的でない」「日本の将来像がまったく見えない」という声が上がっています。
こうした不満や不信感は、決して“政治に無関心な人たち”だけのものではありません。むしろ、日々の生活の中で国の在り方を真剣に考えている、普通の国民の声そのものです。また、保守を支持してきた層の間では、「自民党に失望した」という言葉が増えつつあります。
保守政党と思って投票してきたのに、どんどん左へと傾いていく今の姿に、裏切られたという感情を持つ人も少なくありません。

さらに、不安を抱えながらも「声をあげることにためらいがある」という人も多いのが実情です。
「保守を語ると過激派と誤解されそう」「メディアで悪く描かれがち」という社会的圧力が、国民の口を閉ざしてしまっているのです。しかし、心の奥底では誰もが気づいています。
「このまま進めば、日本は大切なものを失ってしまうかもしれない」ということを。
そして今、少しずつではありますが、「もう黙っていられない」と立ち上がろうとする人々が現れ始めています。次の章では、この閉塞した状況をどう乗り越えていくのか。具体的な打開策と、日本が再び誇りある国として立ち上がるための道筋を示していきます。

 

5.解決への道:保守再結集と“日本再起動”の戦略

いま、私たちが直面しているのは、単なる政治の機能不全ではありません。国家の土台そのものが揺らいでいるという危機です。
この現実を乗り越えるためには、表面的な改革では不十分です。必要なのは、保守の原点に立ち返り、新たな政治勢力としての再結集を図ることです。

まず第一に、現行の政党内でくすぶるだけでは何も変わりません。
真に保守の理念を持つ議員や知識人たちが、党派を超えて手を結び、「国家を守る」という一点において連帯することが必要です。
これまで自民党の中で埋没してきた保守派も、もはや内部改革に期待するのではなく、新たな政治勢力としての独立を真剣に考えるべき時期に来ているのではないでしょうか。

第二に、制度的な立て直しも急務です。とくに憲法においては、自衛隊の立場を曖昧にしたままでは、現実の脅威に対応できません。
自衛隊を正式な「軍」として明記し、国防の責任を国が明確に負う仕組みを整えることが不可欠です。

第三に、日本の外交・経済・エネルギー政策を、「自立」を前提とした戦略に切り替える必要があります。
アメリカや中国の動向に一喜一憂するのではなく、日本自身が主体となり、アジアにおける安定の軸となるビジョンを掲げることが求められます。

そして最後に、何より重要なのは、あなた自身の「覚醒」です。
政治を遠い存在として捉えるのではなく、「自分の国をどうしたいか」を考え、行動に移すことが、今こそ必要です。保守の再結集は、政治家だけで成し得るものではありません。
国民一人ひとりがその動きを支え、広げていくことで、はじめて新しい力が形になります。

この章でお伝えしたように、日本を再び誇りある国へと導く道は、決して夢物語ではありません。
次の章では、改めてこの危機の本質を振り返り、あなたがこれから取るべき一歩について考えていきます。

 

6.結論:頼れるのは外国ではない、私たち自身だ

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
あなたはきっと、今の政治や社会のあり方に対して、どこかで「違和感」や「不安」を感じていたのではないでしょうか。
それは、日本の根幹をなす価値観が、静かに失われつつあることへの危機感に他なりません。私たちは長らく、経済力や安全保障を他国に委ねることで「安定」を得てきました。
しかし、その安定の土台が崩れはじめた今こそ、目を覚まし、自らの手で日本を守る覚悟が求められています。もう他人任せではいられません。
頼れるのは外国でも、メディアでも、政党でもなく、あなた自身の意志と行動です。
その気づきこそが、保守再興への第一歩となり、日本再生の原動力になるはずです。小さな行動の積み重ねが、やがては大きなうねりとなり、日本を再び誇りある国へと導いてくれるでしょう。
そしてその未来を築く鍵を、今まさに、あなたが握っているのです。

 

7.関連記事リンク:保守・国防・自立国家を考えるヒント

今回の記事を通じて、「日本を守るとはどういうことか?」という本質的な問いに、少しでも興味や関心を持っていただけたなら嬉しく思います。
さらに深く考えたいあなたに向けて、以下の関連記事もおすすめです。どれも日本の保守や外交、安全保障を多角的に捉えた内容となっています。

 

1) 「なぜ、憲法を変えるべきなのか?」
 自衛隊と「戦力不保持」の矛盾を解説し、現実に即した国防体制の必要性を考察しています。

2) 「経済安全保障と日本の未来」
 サプライチェーンの脆弱性と、中国依存からの脱却について、具体的な提案を交えています。

3) 「国民が知らない自民党の変質」
 保守政党としての自民党が、いつ・なぜ・どう変わったのかを歴史的視点から読み解きます。

4) 「闘戦経に学ぶ、日本の精神的防衛力」
 日本古来の知恵を活かした“守り”の哲学を、現代政治にどう応用できるかを探ります。

 

一人ひとりの理解と対話が、次の日本をつくる原動力になります。
あなたの関心が、より深い学びと行動へつながることを心から願っています。

 

以上です。